カテゴリー別アーカイブ: 電力会社分析

ソフトバンクの電力小売り自由化への取り組み

大手通信会社として有名なソフトバンク

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強豪な他社通信会社が軒並ぶ中、熾烈な顧客獲得争いに名乗りを挙げたのがソフトバンクでした。ADSL時代に積極的な戦略を敷いてパイを増やし、勢いを得たその後には携帯電話業種にも参加するなど、社長の推し進める事業は道を切り拓いてゆき、いつしか大きな道となりました。

ソフトバンクは現在も新たな境地へと挑戦を続けており、ロボット業界・教育業界にまで進出しています。ロボットは未来に必ず普及し、人類の役に立つ存在。教育もまた学生を未来に社会人として生まれさせ役に立つよう育てる存在です。

未来への投資を惜しまないソフトバンクはこれからも事業の確立と、新しい境地への開拓を継続していくでしょう。

ソフトバンクは売電事業も展開

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電力小売自由化とは、従来の電力会社が独占していた電力の市場を開放し、新しい電力会社から自由に電気を買うことができるようにした施策で、競争原理を働かせることにより、電気料金・サービスの質を良くしよう、という狙いがあります。

ソフトバンクはこの事業に参加することになり、法人に続き個人への売電事業の展開も予定しており、携帯電話や固定回線の支払いを一本化することによりポイント付与の特典、総合的な電気料金の節約が可能とされています。

供給エリアは東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリアを目途に進めていますが、最終的に全国に展開することをゴールとしています。光回線の時と同様にして、供給エリアの拡大に伴い魅力的なキャンペーンが実施されることでしょう。

ソフトバンクの特徴はクリーンエネルギー

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ソフトバンクは売電事業に参入するのに伴い、電源供給のための発電所の確保に乗り出しています。クリーンエネルギーとしてメガソーラー・風力発電を採用しており、太陽光発電は未だ発展途上の技術であるため、日本の各地域・気候条件に適した太陽光パネルを提供できるように、試験事業も展開しています。

各家庭・法人へ電気を供給する電源となる発電所は現在も日本各地でタケノコのように建設されていますが、クリーンエネルギーの確保・発展への貢献はソフトバンクが今、一歩先に進んでいるのではないでしょうか。

太陽光パネルは未来、宇宙進出する際に必要になる発電装置です。未来への投資のため、ソフトバンクはリスクを背負って先駆けとなろうとしています。

ENEOSの電力小売り自由化への取り組み

ENEOSのJX日鉱日石としての特徴は?

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ENEOSはJXエネルギーのサービスステーション等のブランド名で、ENERGY(エネルギー)とギリシャ語のNEOS(新しい)を組み合わせています。

JXエネルギーは、新日本石油が新日本石油精製とジャパンエナジーを合併してできたJX日鉱日石エネルギーが商号変更した会社。エネルギーの老舗であると同時に、未来へつながる事業にも積極的です。

JXグループの中核で、石油精製や燃料油・石油製品・石油化学製品の販売だけではなく、石炭や液化天然ガスも輸入販売し、家庭用燃料電池システムのエネファームを開発し、また自社の発電所やメガソーラー、風力発電設備等による電力小売り事業や電力卸事業も大規模に展開しています。

ENEOSの新電力としての実績について

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ENEOSでんきのJXエネルギーの前身会社は、電力自由化が話題になるずっと前から発電を行っています。日本各地に有する製油所で、自家発電用の電源をとるための技術やノウハウを、長い年月をかけて培ってきました。

その経験を活かし、2003年からは主に学校やレジャー施設、オフィスビルや百貨店等にコストパフォーマンスの良い電力を安定供給し、その一方で電力会社への卸売も行っています。2014年度には15億kwhの電力販売を達成しました。

こうした実績を踏まえ、電力が全面自由化される2016年からは「安心・信頼」の価値観のもと、家庭向けのENEOSでんきを供給します。

ENEOSでんきのサービスはクリーンな電力

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ENEOSでんきはクリーンなエネルギーによる発電に努めています。電源構成のうち、石油は35%、LNGは41%、バイオマスは11%です。天然ガスは、燃焼によるCO2やNOxの排出が少なく地球温暖化を防ぎ、SOxを発生しないので酸性雨も降らせません。

バイオマスは建築廃材等を原料とした木質燃料チップで、もとの植物が二酸化炭素を吸収するためクリーンエネルギーとされています。全国のメガソーラーや風力、水力による自社発電所から電力会社に電気を卸し、再生可能エネルギーの発電所をさらに建設中です。

ENEOSでんきの供給エリアは、2016年4月の時点では東京都、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨の各県と富士川以東の静岡県です。今後供給エリアは順次拡大していきます。

イーレックスの電力小売り自由化への取り組み

イーレックスってどんな企業?

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イーレックス株式会社は、電力事業を中核とした会社です。東京に本社を置いており、主な供給エリアは、工場へとなっています。電力の販売や買取も手掛けており、実績も十分に備わっています。例えば、東京地区含めた東北・中部・九州地区の市役所や学校への販売を行っています。

販売と買取の他に、発電所の運営も手掛けています。これにより、発電と供給を一元化できる利点が生まれます。そのため、意外と負担となる電気料金への相談もしやすく、他社と比較して、お客様に合わせた価格調整が可能となっています。

企業内部に監視員を配備しており、もしもの状況となっても即時対応できる体制となっています。

イーレックスの発電施設について

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イーレックス株式会社は、再生可能エネルギーへの取り組みに力を入れています。環境に配慮した発電所を使用しています。主に、コンバインドサイクル発電と呼ばれる方法を採用しています。天然ガスを燃料としたガスタービン発電と排熱を使用した蒸気タービン発電の二本柱構造です。

非常に、効率的に電力を発生できるため、主要電源として活用されています。2016年には、供給エリアも拡大して、一般家庭にも電力自由化が始まります。

それに対して、発電と供給が一体となっているイーレックス株式会社は、環境負荷の少ない発電と安定的な供給をアピールすることが出来ます。

イーレックスが力を入れている発電方法

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2013年には、バイオマス発電所が誕生しています。燃料にPKSを使用した新たな電源となっています。PKSとは、パール油を抽出した後のパール椰子を使用しており、温室ガスへの影響とされている二酸化酸素の排出が少ないことで注目されています。

石油と違い、量産も可能な燃料であるため、価格に左右されにくいことが挙げられます。イーレックス株式会社は現在、様々な燃料から電力を生み出す流動層ボイラーを使用した発電をしています。新たな取り組みとして、PKSを主体とした発電を製作しています。

イーレックス株式会社は、これからも環境へ配慮した電源供給事業を展開していくことでしょう。

エネットの電力小売り自由化への取り組み

エネットって?Energy+Network

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エネットは2000年に株式会社NTTファシリティーズ、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社の共同出資で設立された新電力(特定規模電力事業者)です。約200以上(2016年1月)の発電所を保有しています。

2000年より始まった電力自由化。2000年には特別高圧電力を使用する高層ビル、工場を対象に2004年~2005年には高圧電力を使用する中型ビル・スーパーなどを対象に電力の小売り自由化が進みました。

2016年4月からは低圧電力を使用する一般住宅・店舗にも小売り自由化が拡大します。供給エリアは現在沖縄電力を除く全国各地です。より多くの顧客に電力を供給できるように電源確保を目指しています。

エネットの業界シェア率は?

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新電力の数は2016年1月の時点で770社あります。新電力47社中、エネットのシェアは約40%(2014年度)でNo1です。シェアNo1は14年連続です。2006年には100件だった顧客が、2013年には10,000件、2014年には20,000件に増加しています。

エネットではウェブ上で色々なサービスを展開しています。「いんふぉエネット」では顧客の電気使用量や電気料金を表示できます。効果的な節電目標や対策に役立てることができます。「エネスマート」(法人向け)はエネットが節電要請をし、その要請に応えてくれた顧客(法人)にインセンティブを提供するサービスです。

エネットでは効率的なオペレーションシステムを使い、電気料金の値下げを実現しています。

エネットの電力供給の特徴

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全国200カ所以上の発電所から電力を供給しています。太陽光発電、天然ガス発電、風力発電などを利用しています。50%以上が天然ガス(LNG)を使用して発電しています。天然ガスは二酸化炭素の排出量が少ないので、環境負荷が小さいです。

ドイツで電気料金を顧客へ請求する際、原発、石炭火力、天然ガス火力、再生可能エネルギーなどの電源構成の表示が義務づけられていますが日本では見送られています。エネットでは天然ガスを中心とした電源と明記しています。

自家発電設備を使い、電力を生み出し、電力会社の送電線を使用して届けられています。もしエネットの発電所が停止することがあった場合、電力会社が不足分を提供するように提携しています。そのため、供給エリアでの停電の心配がいりません。